9月からドイツに留学している木下です。9月中は大学提携の語学学校に行って、10月からは大学の授業に参加しています。気がつけばもう11月に差し掛かりました。季節はすっかり冬です。

さて、それでは留学生活を報告させていただきます!
9月の語学学校では、B2のクラスで平日朝8:30から13:30までみっちりと3コマの授業を受けていました。他の生徒たちは様々な国から来ていて、勉強に対するハングリーさを身をもって体感しました。授業中の発言や質問を躊躇なくはっきり伝えている姿が今でも印象的です。それに感化されたせいか、寡黙な日本人でいることをやめて、とにかく積極的に話しました。授業最後ののプレゼテーションでは日本の義務教育についてホストファミリーや先生・生徒の前で話をして、メンタル的にも鍛えられたと思います。先生にも恵まれ、総じて語学学校では有意義に時間を過ごすことができました。
9月中はホストファミリーのもとで生活していました。ホストファミリーの家はノイシュタットという新しく作られた住宅地に位置していたので、移民の人たちが非常に多く、アルトシュタットとは比べ物にならないくらいに雰囲気が異様でした。そして、何よりも困ったのがホストファミリーの家にWi-Fiがなかったことです。日本では大学でも家庭でもWi-Fiが完備されていて、何不自由なくインターネットを利用することができましたが、ドイツではWi-Fiがない家や、入店するとインターネット回線がなくなってしまう店も当たり前のようにあって、電波環境が良くありません。そのため、9月中は何度も携帯電話のプリペイドカードを購入し、出費がかさみました。パソコンもタブレットも本当に板同然でしたが、そのおかげで、自分の時間を無駄に過ごさなくて済み、時間に追われることはなかったです。毎日時間のかかる宿題を出され、わからない単語に悶々とし、もがきましたが何とか食らいついていくことができました。

そして先月からは大学の授業が始まりました。大学の授業をドイツ語で理解するのはとても難しいですが、先生方の配慮もあり何とかやっていけています。試験やレポートなど、まだまだ大学の授業に関してはやることがたくさんありますが、これからも奮闘していきます!
また、10月からは寮生活をしています。寮の経験はあったので、基本的には問題なく過ごせています。やはりホームステイと比べると、明らかに生活の質は落ちますが、料理や、勉強、コンサート、他の日本人の留学生との交流など、学生としての楽しみがあってとても面白いです。中には寮のルームメイトとなかなかうまくいっていない人もいますが、ぼくはいたって普通に暮らすことができています。ルームメイトはドイツ人で、もちろん、価値観の違いから困惑することはありますが、言いたいことは迷わずはっきり言って物怖じしないをモットーに生活しているので、精神的な余裕と良い関係が得られています。字面があまりにも酷い環境のように感じますが、全く問題ありません!!

ただ、入寮当初にハレでは銃撃事件があり、危険を身を以て感じました。事件現場が寮のすぐ近くで、歩いて30分もかからない場所であったことも衝撃的でした。日本では台風の時期と被っていたので、あまり事件が報道されませんでしたが、ヨーロッパ圏では非常に大きなニュースでした。事件発生当時、自分の危機管理能力が乏しく、バディーの友人から事件発生の知らせを受けたので、自分の身を守る術を考えさせられました。また、事件の内容が人種や宗教に関するものだったので、ドイツで外国人である留学生としての振る舞いの重要性についての認識を改めなければならないと痛感しました。その節は日本で心配していただいた先生方、ありがとうございました!!

それでは、これからも小さな街で平和にドイツの留学生活を楽しみたいと思います!

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