みなさん、お久しぶりです。ハレ大学で留学中の H.M です。

僕の留学生活も残すところ 1 ヶ月半ほどになりました。

最近は専ら平日勉強して週末にかけ旅行する生活をしています。
今年に入ってからは、イギリス、オランダ、デンマーク、フィンランド、アメリカ、トルコなどに行ってきました。

去年の秋学期は国際関係のゼミや授業に加えロシア語の語学コースに参加していましたが、今学期は方向性をガラッと変え、政治哲学のゼミを履修しています。ヘーゲルやマルクスの文献を読んで議論に参加するという体の授業ですが、文献があまりに難しく、内容を理解することに努めるのに精一杯で、議論には全然参加できていません。国際関係や国際安全保障を勉強する過程で、ロシアや中国の近現代史に興味を持ち、共産主義や社会主義、マルクス主義に関する授業を取ってみようと思い立ちましたが、かなり苦労しています。「社会とは何か?」や「人間とは何か?」のような極めて抽象的で難解なテーマについて、確かな意見や見解を持っている学生がたくさんいて、毎回の授業で驚かされます。ハレの街にはルター派の学生や先生も多く、「神と人間」や「神と社会」のような議題が上がり、日本ではあまり触れる機会のないディスカッションが展開されます。

いません。国際関係や国際安全保障を勉強する過程で、ロシアや中国の近現代史に
興味を持ち、共産主義や社会主義、マルクス主義に関する授業を取ってみようと思い立ちましたが、かなり苦労しています。「社会とは何か?」や「人間とは何か?」のような極めて抽象的で難解なテーマについて、確かな意見や見解を持っている学生がたくさんいて、毎回の授業で驚かされます。ハレの街にはルター派の学生や先生も多く、「神と人間」や「神と社会」のような議題が上がり、日本ではあまり触れる機会のないディスカッションが展開されます。

それに加え、欧州議会議員選挙が行われたこともあり、政治的にアクティブな学生たちが政治について議論する場面に遭遇することも増えました。ドイツ人の学生から「日本の政治はどうなの?」、「アジアではどんなことが問題として取り上げられるの?」と質問を投げかけられることも多く、その質問に答えていく中で、東アジアや日本の政治・社会構造について改めて考える機会になりました。

ドイツでの生活を始めてから早 8 ヶ月ほどが経過し、楽しかったこと、辛かったこ とや期待を裏切られたことなど、多々ありました。ドイツ語の運用能力の向上や自 分の専門分野についての勉強など目標や課題に向き合っていく中で、「自分が何を したくてどこにいたいのか」ということについてかなり考えさせられました。どこ の国にも長所と短所があり、当たり前といえば当たり前の話ではありますが、自分 から能動的に「自分の場所」のようなもの見つけられるよう、行動していく必要 があることに改めて気づきました。

残り少なくなった留学生生活ですが、吸収できるものは吸収し無理をし過ぎないように過ごしていこうと思います。

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