OB・OGの声 Vol.4

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ドイツから世界へ、電力・エネルギー業界での調査研究

長江 翼

環境情報学部2007年度卒 / 政策・メディア研究科修士課程2009年度修了
所属:一般社団法人 海外電力調査会(2024年度現在)

「ドイツ語」が使えることで広がった世界、新たな領域に

 私は現在、海外諸国のエネルギー政策、制度設計、事業者戦略などの調査研究を行う研究員です。新卒当初はドイツ語スキルを活かしてドイツ担当として取り組んでいましたが、東欧担当、別部署での経験を経て、現在は米国を担当しています。ドイツ語で採用された私が、まさか米国担当になるとは思っていませんでしたが、ドイツ・東欧担当として蓄積した調査の土台があるので「世界はひとつで世界はまるい!」と思いながら、何とかやっています。ドイツ語きっかけで始めた仕事ではありますが、さらに広がる可能性に毎日ワクワクして過ごしています。

 SFC入学前からエネルギー・環境問題に関心を持っていたため、環境先進国ドイツに行ってみたいと思ったことがドイツ語履修のきっかけでした。「話せる・使えるドイツ語」をインテンシブクラスで繰り返し学んだ後、交換留学制度を活用してベルリン自由大学に留学するなど大学生活の中心はドイツ語であったといっても過言ではないです。

 卒業から10年以上経った今も、インテン同期は苦楽を共にした良い仲間で、近況報告などのやり取りを続けています。また、留学後は、修士課程に進み、ドイツの都市政策に関する研究をしながらTAとしてドイツ語研究室に参加し、ドイツ語を通して多くの人と出会うことができました。

 ドイツ語ができること、好きなることで自分が思いもよらない世界が広がりますよ。