短期海外研修報告 Vol.4

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たかが一ヶ月、されど一ヶ月

松山 拓翔

総合政策学部2年(研修当時)
研修先:ビーレフェルト大学 (Universität Bielefeld)

 初めて読んでくださる方は初めまして!内部進学者の声を読んでくださった方はこんにちは!2023年度入学の総合政策学部所属の松山拓翔と言います。ここでもまた物珍しい場所に海外研修に行ったということで書かせていただくことになりました笑。是非最後まで読んでくださると幸いです!(上の写真は研修先の街を一望できる丘です!)

・研修先について

 早速ですが私が夏に参加した研修先について軽く紹介します!私が研修に参加した大学はビーレフェルト大学(Universität Bielefeld)というところで、この街は近くにトイトブルクの森とシュパレンブルク城が位置し、その位置しているところが少々山地のように隆起しているため、その城まで行くとBielefeldの街が一望でき、とても壮観な風景が広がっています!市内中心地は中世近世を思わせる街並みと教会が存在し、その外郭には現代的な街が存在しており、その一面がまた違ったドイツを魅せてくれます。夏の欧州は基本的に晴れますがこのビーレフェルトという街は北部ドイツに位置しており、電車で1時間半ほど行ったところにドルトムントやデュッセルドルフがあり、特急で1,2時間ほどのところにはベルリンやハノーファー、ハンブルクなどの見どころあふれる都市にも行きやすい街です!

・研修前の自分自身について

ここでは研修前の自分の現況について書いております!当てになるかは分かりませんが参考程度になってくれたら嬉しいなと思います!

高校2年次:一年程履修(週2での授業で文法メイン)

一年間の空白期を置いて

大学1年次:インテンシブ1,2履修

大学2年次:インテンシブ3履修

 私はインテンシブ3を履修したのちに海外研修へ参加しましたが、インテンシブ2修了時でも海外研修に参加する方もいます。一般的にどれが一番かということは分かりませんが、私自身はインテンシブ3を履修した後に行く方がいいかも?と思います!1番の理由としては会話の幅が広がるからという理由ですが、それに加えてインテンシブ3を修了するとB1コースに簡単に入ることができるため、より実用的なドイツ語の表現を知ることができます!

・海外研修時の1日の流れ

ビーレフェルト大学 (Bielefeld Universität)

 基本的に平日は午前中に授業があり、午後は自分が1日目に申し込んだ課外活動のクラスに参加する或いはなければ自由時間でした!朝は9時20分に開始するという感じで途中の休憩を挟み、昼まで授業を受けた後、同じクラスのみんなで学食(Mensa)に行き、午後は各々の課外活動のクラスに参加するという流れでした!午後が自由時間の時は市内を散策したり、近くの街まで出掛けてみたりなどして過ごしました!

 休日はというと参加費無料の遠足(Exkursion)に参加して、ボンやカッセルなどの普通の旅行では余り訪れないであろう街を訪れて、美術館や博物館、市内観光をしました。基本的に午前中はこれ又授業と同じく博物館や美術館の訪問は、参加者全員で見て回るのですが、午後は自由時間でその街を散策するなり、近くの広場でぼーっとするなりと自由行動が設けられています!行き帰りは基本バス移動なのですが、どうやらもう少しその街を散策したいとなると自分で寮まで帰る必要がありますが電車での帰宅も可能でした!おまけ話ですが、カッセルの遠足に参加した際、カッセルには有名な城:カッセル城が存在するのですがその城の中に入ってさらに上の天守閣?みたいなところへ行くのには別でチケットが必要だったのですが、そのことを知らず入れないのかと入り口で落胆していた際、同じくカッセル城を訪れていたドイツ人のおじさま方に”このチケットいらないからあげるよ!”と言われて入ることができました!ちなみにこのやりとりはその入場ゲート前で行われていたため、がっつり受付にみられていましたが入れました笑笑。下はそのカッセル城を下から撮った時の写真と一番上まで登って撮った写真です!

 また遠足に参加しない土日はドレスデンやシュトゥットガルトなど少し遠い街へ行き、同じく海外研修に参加していた友人と会ったり、インテンシブ3の時のタンデムパートナーに会いに行ったりなどしました!

・たかが一ヶ月、されど一ヶ月

 実を言うと私がこのビーレフェルト大学の海外研修先を選んだ大きな理由には、そもそも街の名前を聞いたことがなかったからというのがあります笑。聞いたことがないと言うことは他の人も聞いたことがないのではと思い至り、そこからおそらく日本人参加者も少ないだろうと言うことで自分のドイツ語能力を向上させるためにも又、よりドイツの生活感や文化について詳しく知るためにもいいことなのではないかと言うことで選択しました。

 そのため私が参加したB1のクラスには日本人が私だけでした。今でこそ少し回顧してみると最初の二日間はわからないことや問題があった時はドイツ語或いは英語で訊かなければならないという絶望感に苛まれていたことを思い出します。何せ自分は英語も余り上手く話せない人で、かつドイツ語を学びに来ているとなると、何かあった時に絶対的に対処できる言語がないと言う状況下に置かれていたからです。

 しかしながら、今でこそ思うこととしてこの海外研修に参加したと言う出来事は非常に自分にとっていい経験になったなと思います。と言うのも同じくB1クラスにいるクラスメイトもまた全員違う国から来ており、程度は異なるけれども状況が似ているという共通点があったが故に、毎日、昼はみんなで食事をし、一、二時間ほど喋る。そうしているうちにドイツのことだけでなく互いに互いの国のことについても又知ることができました。この経験は私にとって特に大きく、物事を考える際により思慮深く、より多面的にみることができるいい経験になりました。むしろ日本語を使うことができる安心感という自分の退路を断ったことは自分自身を大きく成長させるいい機会になりました。一ヶ月という期間でしかないですが、たかが一ヶ月されど一ヶ月で、私はこの2年の夏休みに行った一ヶ月は決して無駄ではないと私自身思いますし、この一ヶ月で得られるものは人によって様々ですが、きっと将来の自身のためになります!

 長くなりましたが最後にもし参加しようか迷っている方がいれば、是非ドイツ語研究室にきてみてください!海外研修に行く良さ或いは持っている疑問について解消できる頼れる先輩方がいますので是非遠慮なく聞きに来てみてください!最後まで読んでいただきありがとうございます!長文駄文失礼しました。。。