短期海外研修報告 Vol.5

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ゲッティンゲンからスタジアムへ

今堀豪太

環境情報学部2年(研修当時)
研修先:ゲッティンゲン大学

 私は環境情報学部3年の今堀豪太です。ここでは、冬の終わりから春にかけての1ヶ月間、ドイツ・ゲッティンゲンで過ごした海外研修について振り返ってみたいと思います。

1. 研修についての情報

研修に行くまでのドイツ語勉強歴

 1年春:インテンシブ1
 1年秋:インテンシブ2
 2年春:インテンシブ3
 2年秋:スキルコース×2、海外研修準備コース

留学中の1日の生活

 平日は、主に午前中にドイツ語の授業がありました。授業はお昼前後に終わることが多く、午後は自由に過ごす時間でした。
 昼食は友人と一緒に外で食べることもあれば、簡単に済ませて街を歩くこともありました。ゲッティンゲンは街自体がコンパクトなので、特に予定がなくても旧市街を歩いているだけで時間が過ぎていきます。
 夕方には気分転換として旧市街を軽く走ることもありました。石畳の道を抜けて街を一周すると、頭も体もすっきりして、その日一日をきちんと過ごせたような気分になれました。夜は部屋でゆっくり過ごし、翌日の授業に備えるという、比較的落ち着いた生活リズムでした。

休日の過ごし方

 週末は、ゲッティンゲンの立地の良さを活かして、電車で他の街へ出かけることが多かったです。ドイツのほぼ中央にあるため移動がしやすく、「思い立ったら行ける」距離感がとても魅力的でした。
 特に、毎週末のようにブンデスリーガの試合を観に行っていたのが印象に残っています。フランクフルトやマインツ、ドルトムントなど、行き先はさまざまで、スタジアムごとに雰囲気が違うのも面白かったです。中でもドルトムントのスタジアムで感じた熱気は別格で、何度行っても圧倒されました。
 また、ドイツにいる友人に会いに行くこともあり、試合観戦だけでなく、人との再会も週末の大きな楽しみでした。サッカーをきっかけに街を訪れたり、人に会いに行ったりする中で、行動範囲が自然と広がっていったように思います。

2.研修体験記

ドイツ語との出会い

 私はSFCに入学してからドイツ語の学習を始めました。英語以外の言語にも挑戦してみたいと思ったことがきっかけで、ドイツ語を選びました。
 最初はベーシックな内容からのスタートでしたが、授業を重ねるうちに少しずつドイツ語が使えるようになっていくのが楽しくなり、インテンシブ、スキルコースと履修を続けてきました。特に海外研修準備コースでは、実際に現地で生活することを想定した準備ができたことで、不安がかなり和らいだように思います。
 「いつか現地でドイツ語を使って生活してみたい」。そんな気持ちが、この研修への参加を後押ししました。

冬のゲッティンゲンでの暮らし

 滞在したのは3月で、まだ冬の空気が残る時期でした。朝晩は冷え込むことも多く、外に出ると空気がきりっとしていたのを覚えています。
 ゲッティンゲンは観光地というよりも、落ち着いた大学の街です。トラムなどはなく、生活圏はほぼ徒歩で完結します。旧市街は石畳と歴史ある建物が並び、毎日の通学や散策が自然と楽しい時間になっていました。派手さはありませんが、日々を過ごすうちに、この街の静かな雰囲気が自分の生活リズムに合っていくのを感じました。

サッカーが教えてくれたドイツの熱

 研修中の一番の楽しみは、サッカー観戦でした。もともとサッカーが好きで、日本にいるときからよく試合を観ていましたが、ドイツで生で観るサッカーはまったく別物でした。
 中でも印象的だったのが、ドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルクで観戦したドイツ代表の試合です。スタジアムに入った瞬間の音量と熱気は想像以上で、観客の歌声や得点が決まった瞬間の盛り上がりに、ただ圧倒されました。
 ドイツ語がすべて分かるわけではなくても、周りの人たちと一緒に喜び、盛り上がるうちに、その場の一体感を自然と共有している自分がいました。サッカーがこの国の文化として深く根付いていることを、肌で感じた体験だったと思います。