内部進学生の声 Vol.3

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ドイツ語との縁

長島 蒼

慶應義塾湘南藤沢中・高等部2020年度卒 / 環境情報学部2024年度卒

私は昔から縁を大事にしている。人生で色々な出会いと別れを繰り返してきたが、お世話になった人にはできるだけ恩を返したいと思う性分だ。私のドイツ語との5年間もそんなふうに縁取られたものだった。

朧げなドイツの記憶
私がドイツという国を認識したのは小学校1年生の頃だった。当時父親の海外出張に伴い、1ヶ月ほど行ったドイツは私にとって新しい世界だった。今でもたまに夢に見ることがあるほど自分の中で文化の違いを強く実感したものだ。しかし所詮は7歳児。驚きという感情しか頭の中に残すことができず、最近まで覚えていたのはゴミ箱が大きかったこととショベルカーの遊具があったことだけ。そんなこんなで最近までは謎に親近感はあるが特に何も知らない国がドイツであった。

ドイツ語を習い始めて
sfcの中高等部に入学し、年月を重ねそろそろ卒業というタイミングの高校3年次、私は第二外国語の選択を迫られることとなった。幾つか候補はあった。選択肢は5つあり、この中で一つ言語を選ぶ必要があった。中国語・朝鮮語・フランス語・スペイン語、そしてドイツ語である。そこで私の目に留まったのはドイツ語だった。何となく感じていた親近感をよりしっかりとした形にするにはぴったしの機会だと考え、私はドイツ語を習うことに決めたのだった。
日本人・ドイツ人両方の先生に実用的なドイツ語を教えていただいたことで苦手意識を持たずに学習に取り組めた。大学に入ってからも高校でも教わっていた先生や、新しい個性的な教授陣の元で学習することができ、日々新鮮で楽しくドイツ語を学ぶことができた。高校で学んだ分の貯金もあったため、飛び級で二つ目のクラスから履修できたこともモチベーションに繋がったように思う。
そうやって学んでいく過程で様々な出会いを経験することができ、今ではドイツ語を学び続けてきたことはとても良い選択だったと感じている。これからも末永くよろしくお願いしたい。